医療保険を考える上でまず押さえておきたいのは、終身医療保険と定期医療保険、養老保険の3種類があるということです。
その中で医療保険としてよく扱われる終身医療保険と定期保険の違いに注目しましょう。定期医療保険は主に10年単位など一定の期間内に保険料を支払い、その期間で病気やケガなどを医療費を保障するものです。
終身保険はその名の通り一生涯の医療費を保障するものです。
ここでは終身医療保険と定期医療保険の具体的な違いを見ていきましょう。
終身と定期どちら?選択のポイントは月々の保険料負担
定期医療保険は一定の期間を区切って保険に加入するものです。
ただ多くの場合、満了時に新たに保険契約を更新します。
30歳から39歳までの間の契約で加入してその期間の医療保険が満了したら40歳から49歳までの医療保険を契約することが多いです。
ここでポイントとなるのは、月々に支払う保険料は契約更新時に新たに設定されるということです。医療保険は年齢が上がるにつれて利用する可能性が増えるので、当然年齢が進むにつれて保険料も上がっていきます。
逆に終身医療保険は、一生涯払い続ける保険契約なので加入期間中の保険料の変動はありません。
また若いうちに加入しておけば保険料も少なくて済むというメリットがあります。
終身医療保険払込プランを利用してさらに割安に!
終身医療保険のメリットは、一生涯の保障が約束されることと納める保険料が加入期間中は変わらないということです。
ただ保険料の支払いが一生涯続くのはちょっと眉をひそめたくなるところです。ただ終身医療保険には短期払込プランというものも存在しています。
それは存命中ずっと保険料を払い続けるのではなく、加入から65歳まで期間を区切って(短期支払)保険料を納めてしまうというプランです。
保険料の支払い期間が終了しても医療保障は続くところがポイントです。短期支払を選択するとやや保険料は割高になりますが、気持ちとしてはずっと楽ですね。
よく長生きをすると終身保険は損だという意見もありますが、賢く選択すれば終身保険でもお得な保険契約になることがわかります。
終身保険で得られるのは保障だけでなく生涯の心の安心
定期医療保険と終身医療保険がどちらが得かという議論は意見が分かれるところですが、選択次第で自分のライフプランに即した保険契約をすることが大切です。
終身医療保険と定期医療保険は一長一短ですが、終身医療保険のメリットは一生を通じた心の安心が受け取れる点にあるかもしれません。