新しい医療保険の流れは通院をいかに保障するかがポイント。通院が保障される条件は?

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医療保険の基本は入院と手術をいかに保障するかです。医療保険は長期化すると医療費がかさむ入院の費用と大きな病気をしてしまったときにかかる手術の費用をいかに賄うかが問題です。

ただこういった医療保険の2本柱を維持していくことは大切ですが、今後は入院だけでなく通院による治療をいかにサポートできるかが医療保険に問われてくると思います。クオリティオブライフという言葉が叫ばれておりますが、生活の質を維持しながらの通院治療に注目が集まります。

がん治療では通院治療が主流化しつつある!入院だけでなく通院保障も

がん治療では、長期にわたる入院生活を患者に強いるよりも生活の質を重視して、できるだけ在宅で通院してもらいながら治療をつづけることが多くなっています。また手術のあとに補助的化学療法(抗がん剤治療)を行うこともあり、退院したあとも通院の必要性が多分にあるケースも少なくありません。

手術や入院に関しては医療保険で賄うことができたけれど、その後の通院治療が莫大になり破産してしまったということがないように、通院治療にも対応した医療保険を選択しておきたいですね。

ただこの通院に関する保障というのは、医療保険の中でも見落としがちなポイントでもあるので、自分の加入している医療保険の契約内容や通院保障が受けられる条件などを確認しておきたいところです。

通院保障が適用される条件とは?確認しておきたい通院保障のポイント

医療保険が保障する通院にかかる医療費の補償は、通院プランや通院特約といったかたちで保険商品として販売されています。ところでひと口に通院保障といっても、病院に通院する可能性というのは高い確率で訪れそうですよね。医療保険で通院にかかる医療費が保障される条件としては、入院して手術などをしたあとに通院したケースなどです。逆にいうと入院せずに大きな病気を通院によって治療するというときには、保険が適用されないケースも多いので、事前に注意が必要だといえます。

特にがん治療などは、クオリティオブライフの観点から、根治の難しい状態の患者には、手術ができないというケースも少なくないため、通院による緩和治療などがメインになるケースも少なくありません。

医療保険における通院保障は非常に大切な問題

医療保険は、もしものときのために大切な保険です。しかし入院や手術には手厚く保障される医療保険ですが、通院に関しては必ずしも保障が十分でないこともあります。特にがん治療では手術や入院に備えるだけでなく、通院治療による医療費も高額になることからしっかりと備えておきたいところです。

入院は患者にとって非常に負担となるので今後は入院を短期化する方向に流れていくかもしれません。

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